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こんにちは!オンラインショップ Silversalt (シルバーソルト)のブログです。

アナログフォトの世界的な状況や、現像技術に関するヒント、テストによる新しいデータなどを載せていきます。お楽しみに!

シルバーソルトでは、アナログフォトグラフィのためのBW/カラーフィルム、現像薬品や印画紙など自家現像まわりの製品を、EU、主にドイツから取寄せお求めやすい価格で販売しています。

 

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今春(と赤外シーズン)の私のフィルムについて

私の赤外線用の標準フィルムはRollei Superpan 200(Retro400SやRollei Infrared 400Sと同フィルム)です。このフィルムの感度はISO100/21°で、赤外フィルター補正のために3ストップと4ストップを加算しています。そのため、有効感度はそれぞれISO ISO 12/12°とISO 6/9°となります。SPUR Silversalt現像液で現像しようと思う。 私はSPUR UFGシステムも、赤フィルターまたは赤外フィルターと共に使用しています。このフィルムはISO80/20°(120サイズ)で露光し、もちろんフィルター補正を加えます。UFGは目を見張るような細かい粒子があり、結果がとても楽しみです。 春の撮影に実験的に追加した特別なフィルム:スーパーパン200は、アンチハレーション層を除去することでハロー効果を出しました。そしてRollei Ortho 25(プラスではない方)。このフィルムはアグファ製で、私が今まで使った中で最高のオルソクロマティックフィルムです。悲しいことにもう入手できませんが。特にSPUR Acurol N現像液と組み合わせると、非常にシャープで粒子の細かい結果が得られます。また、私は30m巻きの未穿孔35mmフィルムを持っています。パーフォレーションが欠けているため35mmカメラでは使えないので、120フィルムペーパーに巻き、120カメラでパノラマフィルムとして露光する予定です。パーフォレーションがないことで、イメージへのスペースをより得られるのは嬉しい。

領域別現像剤枯渇

最近、フィルムの面積に応じて生じる「現像液の枯渇」現象について、良い事例がありました。 500mlのペーパー現像作業溶液が入っているボトルがあります。数週間前に使い、後で使うために保管しておいたものです。さて、私は24x30cmのペーパーにプリントを作りたいので、24x30cmのトレイを使い、この古い作業溶液を入れました。しかし、24x30cmのトレイに500mlは、量がとても少ないです。最低でも1000mlの作業溶液が必要です。またトレイは用紙サイズより一回り大きいものを使うことが推奨されています。ですから、24x30cmのペーパーには30x40cmのトレイを使用し、作業溶液は2000mlとするのが正解でした。(しかし、正しく攪拌すればジャストサイズ(24x30cm)のトレイでも問題ありません。正しく攪拌するとは、トレイの角を交互に持ち上げて、トレイの中を強く攪拌することです) この少ない作業溶液量で小さなペーパーストリップでテストプリントをしたところ、問題なさそうだったので、24x30cmのフルサイズペーパーを使ってプリントしました。すると現像後、小さなテストプリントと大きなストレートプリントではまったく異なる濃度を示したのです。 露光も現像液も同じでした。小さなぺーぺーストリップの時と同じ現像時間で行った時、大きなペーパーの濃度は低くなりました。現像時間を長くしてみることで、少し濃度は高まりましたが、同じ濃度まで達することはできなかった。 このプロセスをさらに2回繰り返したところ、結果はまったく同じでした。現像液は、小さなペーパーを現像するには十分な強さを持っていましたが、大きなペーパーの表面積が大きすぎるため、現像液がペーパーを完全に現像することができなかったのです。 この現象は「領域別現像剤枯渇(area-specific developer depletion)」と呼ばれます。作業溶液の量が少なすぎたり、希釈率が高すぎたりすると起こります。私の場合、作業溶液の量が大判ペーパーに対して少なすぎました。 もちろん、これはフィルムでも起こりうることです。フィルムが大きければ大きいほど、その可能性は高くなります。フィルム現像の場合、希釈率が高すぎると補正効果と勘違いされることがあります。希釈率が高すぎるため、単に現像不足のフィルム(特にハイライト部、それゆえ「補正効果」)になってしまう。ロディナルでよくある間違いです。 下の写真では、大きなプリントの上に小さなテストストリップを載せています(テストストリップ上の白い部分は、ペーパー押さえのために使用した磁石によるものです)。テストストリップは、大きなプリント上の左側にあります。

Adox CHS 100 II 4×5 と SPUR Silversalt 現像液

やっと Adox CHS 100 II 4×5 と SPUR Silversalt 現像液をテストする時間ができました。通常、私はシートフィルムを35mmフィルムの半分の感度で評価します。そこでISO 50/18°でテストを始めました。ISO40/17°でもテストしましたが、シャドウディテールは改善されませんでした。 最近の現像液のほとんどは、回転現像を行うのにまったく問題がないです。非常に安定した均一な結果が得られるので、フィルムを現像するのに良い方法です。 しかし、Adotech、Nanotech、Dokuspeed といった特殊な現像液の場合、回転現像はお勧めしません。 私は、4×5フィルム用には JOBO 2520タンクとリール2509n を使用し、 JOBO SilverBase プロセッサーで回転現像を行っています。 JOBO SilverBase以外で他の回転現像プロセッサーとしては、ハイランドTAS に JOBOエキスパートタンク用アダプターとJOBO エキスパートタンク3010(4×5のみ)、あるいは ハイランドTAS に JOBOエキスパートタンク用アダプターとJOBO エキスパートタンク3006(4×5と5×7)になるでしょう。 通常コントラスト現像(N現像)には、以下のデータを使用:露出:ISO 50/18°希釈:1+30温度:20℃時間:11分回転数:70RPM 得られた濃度グラフは以下の通りです。 ゾーン7から始まる低いハイライトコントラストは、このフィルムでは普通です。ビルトインされた補正効果のようなものです。シャドーも同じく、少し弱い。 テストは富士フイルムの最新レンズで行われました。

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