Tips:超露出アンダーで撮影されたSilvermaxフィルムの現像

先日、私たちのラボサービスで、誤って5ストップ露出不足で撮影されたSilvermaxフィルムの現像をお受けしました。

5ストップ露出不足とは、ISO3200/36°でフィルムを撮影したのと同じことになります。
Silvermaxフィルムは露出アンダーを好まないフィルムですので、物事はさらに複雑になります。

お客様のフィルムを現像する前に、まずネガのテストを行いました。
SPURの技術者と相談した後、SPUR Speed Major 現像液を用い、希釈1+7でフィルム現像を行うことにしました。
SPUR Push Masterを20%追加しました。
現像時間は、JOBO CPE-3(回転)で15分、温度は28℃でした。

このテストを始める前、私モーグは、画像は殆ど現れないだろうと、殆ど期待を持っていませんでした。

しかし、結果は予想以上に良いものとなりました。
もちろん、粒子はかなり大きく、シャドウディテールは欠けていますが、画像は良く見えます。
*添付画像はテストネガのものです。

Silvermax ISO 3200/36