【フィルターがSPUR UFGフィルムに与える効果の比較】
使用フィルムはSPUR UFG 120(6×7)。フィルムはISO 80/20°で露光、SPUR UFG-1現像液を使用し、データシートに従い現像を行った。撮影日は晴れだったものの少し曇がでていた。空は青くなく霞んでいた。葉はほとんど春の新緑で薄緑だった。画像はすべてネガからのスキャンで、修正は行われていない。 最初の写真:フィルターなし。グリーンのトーンが心地よく分離しているのがわかる。手前の木は直射日光を受け、葉はかなり明るい。 2枚目:ライトグリーン(グリーン/イエロー)フィルター使用。フィルターファクター2。ライトグリーンの葉が明るくなり、暗いグリーンと明るいグリーンのトーンが強く分かれている。 3枚目:オレンジ色フィルター使用。フィルターファクター2.5。 写実的でなく、夢のような写真になった。赤外線に対するフィルムの感度がはっきりとわかるようになった。非常にシャープなベース画像の上に、明るい画像が重なっているように見える。この効果はスキャンではわかりにくいが、プリントではわかりやすい。これは次の2枚の写真でも同様である。 4枚目:赤色フィルター使用。フィルターファクター4。赤色フィルターで撮影した写真では、IR効果が強く出ている。それはもう現実的ではなく、幽霊か夢の世界の風景のように見える。フィルターファクターは(この赤色フィルターでは通常の)8ではなく4しか使っていないことに注意してください。 5枚目:IRフィルター(715nm)使用。フィルターファクター8。ハイライトの濃度が非常に強いので、ネガのスキャニングにはすでに問題がある。この画像をプリントすることは可能だろうが、ハイライト分離を良くするためには、いくつかのトリックが必要だろう。 使用フィルターは以下の通り。グリーン :マルミ MC-P00オレンジ :マルミ MC-YA2赤 : マルミMC-R2赤外線 :ヘリオパン・インフラロット715 使用しているブログソフト WordPress では大きな画像は非常にソフトに表示されるようです😢実際には、このフィルムは非常にシャープです。