濃度グラフをご覧ください。
この現像液使用で公称感度ISO400/27以上に達しているのがわかります。
また、Zone 1における濃度(ログ密度)は0.18、非常に良好なシャドウディテールを提供しており、Zone 8あたりからの濃度グラフは少し平坦になり(コントラストが低くなる)、イコライジング効果を提供していることが分かります。
Zone 0~3のコントラストは少々強くなり、良好なシャドウコントラストを提供しています。
Zone 3~8間でグラフはDINグラフよりも少々平坦になります。
濃度はDINグラフよりも高くなるため、プリントの際は露光時間は少し長めにとります。
私のテイストにとって、これは完璧な濃度グラフです。
石橋の画像では、風景のコントラストは非常に強かったと言えます。しかし、太陽に照らされている橋の明るい側と、橋下バックグラウンドの暗い木々には、まだ十分なディテールがあります。
私が行った現像時間は11分でした(20℃)。希釈は1+29、JOBO CPE-3プロセッサで回転現像を行いました。
私は、まだ現像時間のテストを行っていませんが、 135と120フィルムの結果もまた優れていると期待しています。
ネガのプリントは簡単に行えます。
私はディフューザー引伸機を使用するため、(DINグラフ同様のデルタとガンマ(勾配)を持つ濃度グラフと比較して)0.5~1グレード高いコントラスト使用するべきと推測しています。
このフィルムと現像液の組み合わせは非常にお勧めできるものです!
(画像は直接スキャンしたものであり、プリントではありません。)
あなたがお使いのフィルムに、より一般的なグラフ(DINに近い曲線)をお好みでしたら、ローライスーパーグレイン現像液がよいでしょう。
スーパーグレインの場合は、ベルゲールパンクロ4x5をISO200/24で撮影、希釈は1+19、現像時間8分45秒、20℃で回転現像を行いました。