あなたが撮影は35mmフィルムのみで、現像はほんの時折だけ行うという場合、JOBO 1510は完璧です。
35mmフィルム1本を処理でき、作業溶液は倒立攪拌で250ml、回転現像で140mlと少量の使用で済み、経済的なのが利点です。
120サイズフィルムと35mm以上のフィルム、あるいは そのどちらかをお使いの場合には、JOBO 1520タンクがよいでしょう。1リールに120サイズフィルムを2本、あるいは 2リールに35mmフィルムをそれぞれ1本ずつ合計2本を処理できます。もちろん、120フィルム1本、または35mmフィルム1本だけでも処理できます。
もっとたくさんのフィルムを一度に現像したい!というあなたは、1510や1520タンクに、1530拡張モジュールを追加してアップグレードすることで可能になります。
また、1500タンクシリーズは、タンクをマグネットやコグで接地してJOBO CPE、 CPPプロセッサで現像することができます(リフト無しのプロセッサの場合はマグネット、リフト付きの場合はコグを使用)。
CPEやCPPといったプロセッサを使用するプロフェッショナルなユーザーには、2500シリーズが良いでしょう。
タンクがより大きい分、リール内のフィルム間により十分なスペースがあり、現像液の流れ込みがより良いものになります。
あなたが35mm~4x5までの種々サイズのフィルムをプロセッサ現像したい場合、2500シリーズはベストチョイスとなります。特に、4×5シートフィルムの回転現像に最適。トレイ現像が好きじゃないあなたにもお勧めします。
2520タンクは、2リールに35mmフィルムをそれぞれ1本ずつ合計2本、または1リールに120サイズフィルム2本を処理できます。また6枚までの4x5フィルムを現像するのにもってこいです。
また、2520タンクよりも多くのフィルムを処理できる2550タンクもあります。
これら大容量タンクは作業溶液を多量に必要とするため、大きいほど倒立現像は向かないものになります。
倒立現像だけを行いたい場合は、1500シリーズを選択するほうがよいでしょう。
いずれにしても、シートフィルムには回転現像をお勧めします。
<Tips!>
一度にたくさんのフィルムを現像したい場合、最も経済的なのは回転現像で処理することです!
回転現像は、JOBO CPP/CPEプロセッサや、JOBOローラー(1509)を使用して手動で行うことが可能です。
<Tips!>
回転現像のみを行う場合は、2500シリーズのタンクがおススメです!
でも、時々は倒立攪拌で現像したいあなたには、1500シリーズのタンクがより良い選択でしょう。
1500シリーズでは、倒立攪拌処理の場合、2500に比べて作業溶液量がはるかに少なくてすみます。
例えば、120フィルム1本を現像する場合に必要となる作業溶液量は、タンクによってこんなに違います!
1520タンク:485ml
2520タンク:1500ml
1500/2500タンクシリーズの種類と、それぞれの処理能力、容量については以下、別表に示します。
<JOBO 3000シリーズ という選択>
あなたがシートフィルムのみを現像するのでしたら、3000シリーズ エキスパートタンクから選ぶのがベストです。これらのタンクは、回転現像でのみ使用されるべきです。
私たちは、上記に4x5シートフィルムには2500シリーズをおすすめしましたが、あなたが4x5シートフィルムのみを回転現像で、特にしょっちゅうCPPプロセッサを用いて現像するのでしたら3010がベストチョイスです。
このタンクで、フィルムを10シートまで処理できます。
3010エキスパートタンクは、2509nリールと共に使用する2500タンクよりもローディングを容易く行うことができ、2500よりも4枚多くのフィルムをホールドすることができます(2500タンクは6枚)。
現像液の最小使用容量は、わずか210mlです。
また、あなたが4x5および/または5x7フィルムをお使いの場合、3006タンクが素晴らしい選択です。
お使いのフィルムが殆どの場合5x7および/または8x10フィルムである方には、エキスパートシリーズ中 最大サイズのタンク、3005をお勧めします。
<Point!>
3010は、4x5シートフィルムを一度に10フィルム処理することができます。
3006は、4x5および5x7シートフィルムを処理できます。
3006および3010タンクは、2500シリーズシステムに比べて、4x5フィルムのローディングがより簡易に行えます。
3005は、5x7および8x10フィルムの処理が行えます。
<Tips!>
どのようなサイズのシートフィルムをお使いの場合でも、最高の結果のためには回転現像で処理されることを強くお勧めします!
3000タンクシリーズの種類と、それぞれの処理能力、容量は以下、別表の通りです。