この本は1930年代から1960年代のドイツにおける、写真に関する有名な教科書でした。
『新しい写真学校』ハンス・ウィンディッシュ著 おぞましき1943年の第8版です。
カメラの使い方、ライティング、現像およびプリント方法に至るまでをカバーした、非常に包括的な内容となっています。
乳剤が当時から大きく変化しているため、今日ではあまり価値のない古いレシピも多数載っています。たとえば、スーパー補正現像液の Windisch がよい例です。教科書の中で印象的に示されています(左右に区切られた写真右側が当時の標準現像液、左側がWindisch現像液使用の結果。ハイライト部が大幅に補正されていますね)。
理論もたくさん書かれています。が、中にはもちろん時代遅れのものも。
なんにしても、写真の過去を訪れるのは興味深いことです。
🎄最後まで読んでくださったみなさんへ✨メリークリスマス✨🎄