先日テスト中とお伝えしたサンタRAE 1000フィルムのテスト結果をお伝えします。
私モーグはサンタフィルムで、現像液テストをいくつか行い、サンプル写真を撮影しました。
このフィルムについては、前の記事で少し触れましたので そちらもどうぞお読みください。
フィルム露出は ISO 100/21°、 ISO 400/27°、ISO 800/30° で撮影しました。
殆どの現像液で、実際の感度はISO 100/21°でした。この感度ではフルシャドウディテールが得られます。
ですが、このフィルムはISO 400/27° 、さらにはISO 800/30° でも、本当に見栄えが良いのです。
シャドウディテールはもはやそこまで良くはありませんが、当初私が予想していたよりもずっと良いものとなりました。
トーンは興味深いものです。もちろん、ハイライトは現像時間によって異なります。
光量の条件があまり良くないときや、シャッタースピードを速くしたり、被写界深度を大きくしたい・・・など、私はこのフィルムを特に、ストリートシューティングに大変お勧めします。
実効感度は ISO 100/21°ですので、サンタフィルムを非常に明るい条件下で使用し、フルシャドウディテールを得ることができます。
サンタフィルムは薄いフィルムベース上にあります。35mmフィルムで、JOBOリールにフィルムをロードする際に問題はありませんでした。
フィルムの乾きは非常に速く、どの方向にもフィルムが曲がるようなこともありません。
これまで、テストはAdox RodinalとFX-39で行いました。 また、ISO 400/27°とISO 800/30°の異なる感度でフィルムを撮影し、【3ストップ露出オーバー】の記事でご説明したのと同じ方法 (Rodinal 1+99、16℃、40 分、 30/300/2)で現像しました。
結果は驚くほど良いです。前述のようにシャドウディテールはあまり良くないのですが、完璧なシャドウディテールはストリートシューティングには必要ありません。
フィルムベースはクリアです。前述の現像方法を使用した場合、ベース&フォグはlogD 0.1です。
Adox MCPとMCCペーパーでは、ネガを2.0〜2.8(ハイランド スプリットグレードを使用)のグラデーションでプリントできました。
粒子はありますが、心地よいものです。ハイブリッド処理の場合、ネガは簡単にスキャンできます。
ということで、この結果を受けて、当ショップでお取り扱いを開始することにしました!!
近日中に発売開始予定です。
どうぞ楽しみにお待ちください^^