【SPUR New Film Test: Orthopan UR with Nanotech UR】

シュプール社のヘリバート・シェイン氏は、非常に熟練の写真化学者です。
ワールドワイドで見ても世界最先端を行くフォトケミストであると言ってよいでしょう。

その彼の最新の現像液が、「SPUR Nanotech UR」です。
この現像液は、ドキュメントフィルムのためのもので、 ISO 50/18°の驚くほどの高感度に達します。

これについて、「SPUR オルソパン UR」フィルムとの使用で、最高感度 ISO 50/18°の素晴らしい結果が得られたことを、先日お伝えした通りです。

また、このフィルムはその高い解像度が評価され、ドイツ Oberkochen のZeiss社が、彼らのレンズの一つで解像度の記録を設定する際のフィルムに採用されています。

詳しくはこちらの3ページをご覧ください:
https://www.zeiss.com/…/…/pdf/en/cln_archiv/cln24_en_web.pdf
(現像は、ナノテク UR の前身バージョンで行われました)

さて、モーグはこの「SPUR オルソパン UR」フィルムで撮影テストを行いました。

以下は、「SPUR ナノテク UR」で現像された、「SPUR オルソパン UR」フィルムのサンプルスキャンです。
2通りの異なるフィルム感度 ISO 12/12° と ISO 50/18° で撮影されています。

異なるフィルム感度を有するフィルムは、一緒に現像することはできません。
また、異なるフィルム感度では、希釈度と現像時間もそれぞれ異なります。

ISO 12/12°で撮影されたフィルムは、正午の明るい日差しで撮影されています。
一方、ISO 50/18°で撮影されたフィルムは、曇りの日に撮影されています。

フィルムと現像液は、晴れた日の高コントラストを非常にうまく処理しています。
曇り日の撮影における現像は、N + 1現像に等しいです:ネガのコントラストが高くなります。

シュプール オルソパンURフィルム、シュプール ナノテクUR現像液、およびキットは、現在オンラインショップからご購入できます。

そして…ナノテクUR現像液は、Adox CMS II にもお使いいただけます。
非常に高感度 ISO 40/17° に達します!!