Rollei Infrared 400 4×5 と R09現像液

以下は、Rollei Infrared 400 4×5 x R09現像液 によるサンプルフォトです。

このフィルムは、赤外線領域まで感光性のある通常フィルムとして使用できます。そのため、必ずしも赤外線用のフィルターを必要としません。もし強い赤外線写真の効果を必要としない場合は、フィルターなしで撮影することができます。

私は、このフィルムのミドルトーンにおける強いコントラストが本当に好きです。
もちろん、弱いシャドウ部 (白い石の後ろの非常に暗い背景)と、ハイライト部コントラスト(石の非常に明るい部分)が代償を払うことにはなりますが..(ミドルトーンに素敵なコントラストを得る代償として、シャドウ部とハイライト部のディテールはそれゆえ失われます)。

この日の天気は晴でした。ですから、コントラストが既にかなり高かったため、このフィルムの露出は簡単ではありませんでした。

フィルムは ISO 100/21で露出されています。シャドウディテールがやや良く出ています。

あなたがフィルムと現像液の性格をよく知っているのでしたら、その知識は、あなたの被写体に フィルムx現像液の正しい組合わせを使用できる というアドバンテージとなります。

画像はネガからスキャンしたものです。データは以下の通りです。
現像液:R09
希釈:1+49
現像時間:15分(20℃)

もちろん JOBO2520タンクで回転現像を行いました^^

現像データ : Rollei RPX 100 135 x R09現像液

東京オルタナ写真部さんとのコラボによる アナログ写真のビギナーワークショップに向けて、モーグはR09現像液におけるRollei RPX 100 135の現像時間のテストを行いました。
フィルムはISO 100/21で露出、R09現像液は1 + 25の希釈で現像しました。温度は20℃、現像時間12分、 攪拌30/60/3で行いました。

下の濃度グラフで分かるように、結果(赤色曲線)は非常に良好なものとなりました。
シャドウ領域 ☞ ゾーン1の濃度は0.12です。これは非常に良好なシャドウディテールが得られることを示しています。

ミドルトーン領域 ☞ 最も高いハイライトに至るまでの残りの曲線部は、青色で示したDIN / ISO標準グラフとほぼ同じであり、これはプリントを非常に簡単にします。

ハイライト領域 ☞ ゾーン9からは補正効果が見られます。これはハイライトをコントロールし、ハイライトをプリントするのに役立ちます。