以下は、ISO 800/30°で露出されたTri X 135のサンプル写真です。
コントラストはすっきり、ハイライトは吹き飛ばされていません。
ランプの写真のハイライトは、フラッシングや焼きこみによって(そこによりディテールを得ることができ)簡単に救済可能です。
全ての写真は何の操作もせずネガから直接スキャンしたものです。
Your Analogue Specialist
以下は、ISO 800/30°で露出されたTri X 135のサンプル写真です。
コントラストはすっきり、ハイライトは吹き飛ばされていません。
ランプの写真のハイライトは、フラッシングや焼きこみによって(そこによりディテールを得ることができ)簡単に救済可能です。
全ての写真は何の操作もせずネガから直接スキャンしたものです。
SPURが素晴らしいのは、最高の現像液とデータシートだけではありません、薬品が入っている製品ボトルもまたしかりです。
ブラウンカラーのプラボトルは、酸素がボトルに入るのをブロックする非常に高価なものが採用されています。また、キャップ内側のシールも気密性をより高めるのに貢献しています。
ボトルから液体を注ぐのが簡単に行え、またプラスチックボトルはガラス瓶と違って暗室での保管が安全に行えます。
ローライ RPX 400フィルムは、シュプール HCT 現像液との相性が非常に良いです。
この現像液は、1+35で希釈可能なため、非常に経済的でもあります。
現像時間を長くまたは低希釈にすることで、コントラストを高めることができます(pushing film)。
高速現像液 SPUR SLDの増感時間が、私たちの現像データベースに追加されました。
こちらからご覧になれます☟
http://www.silversalt-plus.com/TT
下の写真は、ISO 800/30のTri-Xで撮影、SPUR SLDで現像を行いました。
コントラストグレード2.2、Rollei RPN現像液を使用してAdox MCC 110にプリントを行いました。
私たちは以下の新しい現像データを、シルソルのデータベースにアップデートしました。
– FP4+ および HP5+ の SPUR Acurol N における回転現像データ
– 数種フィルムの SPUR HRX における回転現像データ
– Kodak T3200 の SPUR Speed Major における現像データ
– ベルゲール パンクロ の SPUR HRX における現像データ
全てのデータはこちらの現像データリストで見つけることができます^^
http://www.silversalt-plus.com/TT
シュプールは、多種類の現像液を提供しています。
それら全てに共通しているのは、単なる古い現像液のリミックスやリネームなどではなく、本当の意味で「新しい現像液」であるということです。
これら現像液の背後にいる開発者のヘリバート・シェイン氏は、ケルンで写真工学を学び、1979年にフォトケミストリ(写真化学)エンジニアとしてのディプロマを修了しています。
彼の主な研究は「酸性およびアルカリ性のPh範囲における2,4-ジアミノフェノールの現像特性について」(「2,4-ジアミノフェノール」は「アミドール」としても知られています)でした。
今日では、デジタル写真に引き継がれたため、フォトケミストリを学べるこの学部は存在せず、もはや教える者の存在しない学問となってしまいました。
フォトケミストリは非常に複雑なトピックであり、通常の化学者はあまり知識を持っていません。フォトケミストリーは死にゆく科学なのです。
シェイン氏はまた、他の企業向けにも現像液を開発していますが、それらは”SPUR(シュプール)”のブランド名のもとでは販売されていません。
シュプールは、Adox CMS やAgfa Copex Rapid のようなドキュメントフィルムを、通常の写真撮影用途として使用可能にする特別な現像液のメーカーで知られています。
しかし、彼の「普通の」フィルム用の現像液もまた、例外なく素晴らしいものです。
シュプールのトレードマークは、非常に詳細なデータシートであり、フィルムをどのように露出し、現像するべきかについて正確に指示しています。
また、シェイン氏は、現像液の環境への悪影響を可能な限り小さく抑えるよう、常に努めています。
現像液の種類はかなり多いため、各現像液の特別な機能について、以下にごく短く要約しました。
どの現像液があなたの目的に適しているかの判断にお役立てください。
SPUR 製現像液クイックガイド:
Acurol N : 高シャープネス、細やかな色調
Dokuspeed SL : Agfa Copex Rapid専用ドキュメントフィルム特別現像液
HRX: 最微粒子現像液
SD 2525 : マイクロコントラスト、高シャープネス
SLD : 高感度現像液
Speed Major : 高感度現像液、プッシュ現像液
Nanotech UR : Adox CMS II および SPUR Othopan UR 専用ドキュメントフィルム特別現像液
シュプール社のヘリバート・シェイン氏は、非常に熟練の写真化学者です。
ワールドワイドで見ても世界最先端を行くフォトケミストであると言ってよいでしょう。
その彼の最新の現像液が、「SPUR Nanotech UR」です。
この現像液は、ドキュメントフィルムのためのもので、 ISO 50/18°の驚くほどの高感度に達します。
これについて、「SPUR オルソパン UR」フィルムとの使用で、最高感度 ISO 50/18°の素晴らしい結果が得られたことを、先日お伝えした通りです。
また、このフィルムはその高い解像度が評価され、ドイツ Oberkochen のZeiss社が、彼らのレンズの一つで解像度の記録を設定する際のフィルムに採用されています。
詳しくはこちらの3ページをご覧ください:
https://www.zeiss.com/…/…/pdf/en/cln_archiv/cln24_en_web.pdf
(現像は、ナノテク UR の前身バージョンで行われました)
さて、モーグはこの「SPUR オルソパン UR」フィルムで撮影テストを行いました。
以下は、「SPUR ナノテク UR」で現像された、「SPUR オルソパン UR」フィルムのサンプルスキャンです。
2通りの異なるフィルム感度 ISO 12/12° と ISO 50/18° で撮影されています。
異なるフィルム感度を有するフィルムは、一緒に現像することはできません。
また、異なるフィルム感度では、希釈度と現像時間もそれぞれ異なります。
ISO 12/12°で撮影されたフィルムは、正午の明るい日差しで撮影されています。
一方、ISO 50/18°で撮影されたフィルムは、曇りの日に撮影されています。
フィルムと現像液は、晴れた日の高コントラストを非常にうまく処理しています。
曇り日の撮影における現像は、N + 1現像に等しいです:ネガのコントラストが高くなります。
シュプール オルソパンURフィルム、シュプール ナノテクUR現像液、およびキットは、現在オンラインショップからご購入できます。
そして…ナノテクUR現像液は、Adox CMS II にもお使いいただけます。
非常に高感度 ISO 40/17° に達します!!